現行行っている主な医師会活動

  • 昭和48年からは地区内医療機関の臨床検査を八戸医師会臨床検査センターに依頼、平成4年から会員の一日ドックも八戸市総合検診センターで行われている。
  • 学会研修については、昭和62年から実施されている日医の生涯教育制度に準じて木村理事の下で適宜開催されている。南部胃腸同好会、十和田循環器懇話会、糖尿病研究会など、他に各診療科別の医会や地区医師会別の研究会が定期的に実施されている。なお胃腸同好会は270回を超える例回数を重ねている。
  • 准看養成については昭和39年、現済誠会病院(十和田市)と現三沢中央病院(三沢市)に准看護学院が設立され、両学院の理事長初め関係者の尽力で着実な成果をあげている。
  • 昭和47年労働安全衛生法の公布により、産業医制度が発足、当地区でも平成3年から年一回、労働衛生コンサルタント石井淳夫(七戸町)の指導により実地研修会を行っている。
  • 厚生労働省の委託事業である「十和田・三沢地域産業保健センター」を開設、中小企業で働く労働者の健康指導・健康相談等の産業保健サービスを実施している。
  • 広報活動は昭和40年石川太郎(十和田市)が自筆の「医師会便り」を発行、それが「医友上北」となり会の機関誌となったが10年ほどで廃刊。やがて平成2年になり森下理事(十和田市)の下で季刊「上十三医師会誌」が創刊され、現在沼田理事(六戸町)が担当し通算118号となっている。
  • 救急医療・・休日当番医として一次医療機関は十和田市1医療機関、三沢市1医療機関が在宅当番医制をとり、郡部各町村は最寄りの消防署に委任して主として電話連絡による照会制を実施している。夜間には各市町村とも各消防署が夫々の区域内在宅医に患者を照会対応している。二次医療機関としては、三沢地区は三沢市立三沢病院が、十和田、七戸地区では十和田市立中央病院と公立七戸病院とが輪番制を実施し、野辺地地区は公立野辺地病院が、おいらせ町は旧百石町はおいらせ病院が、旧下田町は三沢市立病院、八戸市内病院が担当している。
  • 予防接種業務・・各市町村と契約を結び、各種予防接種が事故なく実施されている。
  • 健診、検診・・妊婦、乳幼児健診(4か月、1歳、1歳5か月、3歳、5歳)、保育所、幼稚園、こども園、小中高校生の学校健診、各種事業所従業員健診、特定健診を自治体との契約の中で実施している。一般成人健診、各種がん検診、結核検診は青森県総合検診センター等との提携連携で各自治体との協力体制で実施している。
  • 登録医制度・・十和田市立中央病院等の周辺二次医療機関との連携で登録医として紹介患者の検査や診察を主治医と共に実施している。また青森メディカルネットにより紹介患者のカルテ閲覧、情報提供の共有などを実施している。

学校保健

昭和22年日本学校衛生会が設立、同時に青森県支部会、郡市学校衛生会が設立されたが、これが昭和33年になって新しく学校保健会となった。

上北地方学校保健会初代会長に鈴木逸太氏(野辺地町)就任2代藤嶋均氏(七戸町)3代荒井行夫氏(三沢市)4代西岡啅郎氏(三沢市)、5代石井淳夫氏(七戸町)、6代小嶋泰彦氏(十和田市)と続く。

翌昭和34年第一回上北地区学校保健研究大会が開催され、以後地区内13市町村持ち回りで研究大会を主催し、平成14年度の野辺地大会で44回を数える。この他各市町村に学校保健会があり、毎年それぞれ研究大会を開催している。