東北新幹線八戸・新青森間の概要

東北新幹線は東京都と青森市を結ぶ全長675Kmの高速鉄道です。東北新幹線八戸・新青森間は平成14年12月開業予定の盛岡・八戸間の延長で、七戸駅(仮称)を経て新青森駅に至る全長81.2mの線路です。八戸・新青森間には八甲田トンネル(延長26.455km)があり完成すると陸上トンネルでは世界最長となります。

八甲田トンネルの概要

八甲田トンネルは、青森県上北郡天間林村底田地区よりトンネルとなり、みちのく有料道路とほぼ並行し、青森市深沢地区(駒込川右岸)に至る、延長26.455mの長大山岳トンネルで土被りは約600mです。

平成12年度上十三医師会担当の日医認定産業医実地研修会が、12月9日新幹線八甲田トンネル市ノ渡作業所にて開催されました。
医師会長の西岡先生(当時)の開会の挨拶の後、労働安全コンサルタントでもある、八甲田トンネル市ノ渡作業所小早川忠行所長より「トンネル工事における作業管理」について解説がなされました。

出席者全員ゴム長靴に履き替え、ヘルメット及びマスクを装着し、トンネル内を歩行巡視した。最後に労働衛生コンサルタントの石井淳夫先生から、トンネル工事における作業管理、作業環境管理、健康管理について、詳細な資料をもとに講義がなされ、会員一同産業医の役割と責任の重大さを改めて痛感させられた一日でした。

トンネルの中での研修風景